投稿日:2023.08.10
腰痛は癖になりやすいですか?
捻挫は癖になりますか?
と怪我が癖になることについての質問を続けて受けることがあったので今回は なぜ怪我が癖になるのかという話。
〇捻挫の場合
捻挫とは関節が通常ならば動かないはずの方向や角度へ瞬間的に動いてしまった結果で起こる怪我です。瞬間的にあらぬ方向へ動いてしまうのですが すぐに元の位置へ戻ってくれて骨などの損傷がない場合を『捻挫』とされます。
この瞬間的な動きの際に 靭帯や筋肉を損傷してしまいます。
さて、靭帯は本来あらぬ方向へ関節が動かないように保護してくれている組織ですので 靭帯が損傷した状態では無理をすれば簡単に あらぬ方向へ関節が動いてしまいます。
捻挫の痛みの多くは 数日から数週間で治まるのですが、損傷してしまった靭帯が通常の役割を果たせるようになるには もう少し時間がかかってしまいます。
捻挫で治療を受ける方の多くは 痛みがなくなると 治ったと思い込み 通常の生活に戻ってしまいます。
ところが まだ関節を保護してくれるはずの靭帯が正常の働きを出来ない状態で治療を中断してしまうと 再発のリスクがかなり高くなってしまいます。
〇筋肉の損傷の場合
急激な筋肉の収縮や伸長、打ち身などで筋肉に傷がついてしまった状態を筋挫傷、肉離れなどとも言います。
筋肉を損傷すると完全に元の状態に戻るのではなく、瘢痕化…傷跡として残ると考えてもらえればよいと思います…してしまいます。
この瘢痕化により、全く怪我をしたことがない状態よりも柔軟性が少し低下してしまいます。これが筋肉の損傷が再発しやすい原因の一つです。
〇そもそもの原因
上記のような怪我特有の症状により再発のリスクが高まることはあるのですが、怪我を繰り返す人には予防策や根本的な原因への対策が上手く出来ていないようです。
●関節の可動域が狭くなっていると捻挫を起こしやすい
●筋肉の疲労が蓄積している状態や うまくリラックスができないと筋肉の損傷を起こしやすい
●姿勢が悪いことで筋肉や関節への負担が大きいと怪我を起こしやすい
腰痛などでは 一度完全に治ったとしても 姿勢が悪いままでは いつかまた腰痛は再発してしまいます。
癖になってしまった というよりは 原因の排除が上手く出来ていないというのが もしかしたら正しい表現かもしれませんね。
一度起こってしまった怪我の為に、今までよりも怪我のリスクが高くなるケースはたくさんありますが、予防対策などをしっかり行い怪我の原因を排除できれば 再発は最小限に抑えることが可能です。
まずは 焦らずに怪我をしっかりと治す。 再発のリスクを理解して、しっかりと予防に努めましょう
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