投稿日:2013.11.08
日本シリーズも楽天の初優勝で幕を閉じました。最後までどちらが勝つか分からない戦いでしたね。
少年野球も多くの地域で盛んなため、子供たちの練習にも熱が入るかもしれませんね。
整骨院には毎年多くの野球少年が肘や肩の痛みを訴えて来院します。
今回は、そんな野球少年に多い肘の痛みを紹介します。
◆野球肘◆
投球動作の繰り返しで肘関節にストレスがかかり発生する肘の障害。
投球フォームやポジション等によってストレスのかかる場所が変動しますが、それらを総称して野球肘と言います。
●野球肘の分類
痛みの場所によって大きく3つに分類することができます。
①肘の内側(小指側)に痛みが出現。
野球肘の中でも最も多く、投球時に赤い→の方向へ外力がかかり、筋肉の付着部分にストレスがかかって発症します。比較的重症化する例は少ないようです。
②肘の外側(親指側)に痛みが出現。
青い→の様な外力が関節面の骨や軟骨にかかり衝突により炎症を起こしたり、ひどい場合には部分的な骨折が起こります。その場合折れた骨の欠片が浮遊します。これを「関節ねずみ」と言います。この浮遊した骨折片が関節内に入り込むと痛みや関節運動の障害を起します。
③肘の後ろ側に痛みが出現。
投球後に肘が伸びきる時に骨同士の衝突が起こり炎症や痛みを引き起こします。上の2つに比べると比較的少ないようです。
※どの場所の痛みでも無理をし続ければ重症化しますので、早めの治療は必要です。
●予防法
①投球フォームの改善や筋力トレーニング
特に少年期では筋力が追い付かず、無理に遠くまで投げようとしたり速いボールを投げようとフォームを崩すことが多くあります。きれいなフォームを心がけ肘に負担がかかりにくいような投げ方をしましょう。
②投球後のアイシング
どれだけきれいなフォームで投球が出来ていても繰り返えし投球を行えば、関節に炎症が起こります。炎症を放置しないでしっかりと冷やしましょう。
③練習後のストレッチ
筋肉が硬くなれば、関節への負担は大きくなります。疲労回復を早めるためにも練習後はしっかりとストレッチで筋肉の疲労をとってあげましょう。
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