自律神経って何？

投稿日：2023.05.08

ゴールデンウイークの連休が終わり通常の一週間が始まりました。
新入生や新社会人の方が五月病になりやすいのがこの時期からだと言われています。
緊張の中、4月が過ぎ　ゴールデンウイークでリズムを乱してしまい　気持ちのコントロールが難しくなることが原因で　無気力感や疲労感を訴える人が出てきます。

この五月病にも自律神経の乱れが影響していると言われていますが、
自律神経とは？
名前すら聞いたことがない　という方は少ないでしょうし、なんとなく言葉を使っている人も多いかもしれませんね。

ところが、自律神経って何？　と聞かれるとハッキリと答えることは難しいのではないでしょうか？

言葉にすると
【本人の意識とは関係なく体をコントロールしている機能】
となります。
少し堅い表現で分かりずらいと思いますので　砕いて表現するとすれば
【知らないうちに体をいい感じに保っている機能】
とでもいうべきなのでしょうか？

次のようなことは　意識せずとも体が勝手に働いてくれていると思います。
●心臓を動かして血液を循環させる
●熱くなると汗が出て、寒くなると震える
●食べたものを消化・吸収する

このような　意識しなくても働いてくれる機能は　自律神経がコントロールをしているのです。

さて、よく耳にする　自律神経の乱れ　が起ってしまうと　上のような機能がうまく働かずに体調不良を起こすことがあります。

●心臓を動かして血液を循環させる
→動悸・起立性低血圧（たちくらみ）など
●熱くなると汗が出て、さむくなると震える
→熱中症など
●食べたものを消化・吸収する
→胃腸の不調、下痢や便秘など

この他にも自律神経は　体の様々な機能をコントロールしているため、自律神経の乱れによって　色々な症状が現れます。

乱れた自律神経を整える為には　自律神経を休ませてあげることが大切なのですが、
自律神経のほとんどは　生命を維持するために必要な機能をコントロールしているため、自律神経を完全に休ませるわけにはいきません。

そこで、自律神経に負担をかけずに働いてもらうためには　規則正しい生活のリズムが重要になります。
夜に強い光を発するスマートフォンやテレビを遅くまで見ていたり、朝になっても暗い部屋でいつまでも寝ていると　自律神経も　いつ覚醒して　いつ体を休ませるべきなのかが分からなくなってしまいます。

原因の分からない体調不良の場合、自律神経が関与している場合が多くあります。
まずは　生活のリズムを整えて　自律神経の負担を減らしてみましょう

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