投稿日:2022.02.12
後療のマッサージなどで患者さんの筋肉の様子を確認すると
いつもより硬くなっている人 腫れてるような状態の人 など色々な状態が確認できます。
特に いつもよりも筋肉が硬くなっている人に その旨を伝えると
『悪くなってしまった?』などと心配されることもあるのですが、
実際のところ それだけでは 悪くなっているかどうかは判断は難しいです。
筋肉は いつも同じ状態ではなく、激しいスポーツや重労働で筋肉に負担をかければ腰や足の筋肉は硬くなりますし、長時間勉強をしたりデスクワークが続けば肩や首の筋肉が硬くなってしまいます。ようするに 筋肉は疲労すれば硬くなってしまうのです。
ただの疲労であれば 十分な休養や睡眠をとれば ほとんどが回復します。
全力疾走をした後に 心臓がドキドキしているからと言って心臓が悪いと思う人は まずいませんよね?
単に疲れて硬くなっているだけでは それほど心配はありません。
ただし、この疲労がなかなか取れない場合、筋肉への負荷が何日も続いた時や睡眠や休養が十分にとれていない時には この疲労が蓄積され 柔軟性がどんどん失われていきます。そして、柔軟性が失われれば怪我の原因になったりすることもあります。
疲労で筋肉が硬くなることは 生理的な反応で当たり前のことなのですが、 疲労が蓄積すれば様々なリスクを伴うことも事実です。
そのうちにとれるだろうと放置するのではなく、ストレッチやマッサージなどで次の疲労が出るまでに回復させておくことが怪我や慢性的な痛みの予防になります。
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