投稿日:2020.11.06
昨日患者さんと話をしていると
『ストレッチは嫌いだからなぁ』とおっしゃっていました。
体の硬い人は特にそうなのかもしれませんが、ストレッチは硬くなった筋肉を伸ばすために行うので痛いくらい伸ばさないと意味がないと思っていませんか?
そこで昨日は簡単なストレッチの指導を受けていただいたのですが、
ストレッチの紹介ではなく、ストレッチをいかに心地よくアレンジしていくかという点をお話しさせていただきました。
本などで紹介されているストレッチの場合、極端に体が硬い人などでは本の通りのストレッチを行うと同じ肢位を取る前に体が抵抗し、体全体に力が入りすぎて上手く効果を得られないこともあります。
昨日の場合
①先ず、一般的な長座での前屈を行っていただきました。この時、膝の後ろのツッパリが強く痛みがあったということで、かなり我慢をされていました。見るからに体全体に力が入っているようでした。そして頑張ったにもかかわらず膝の裏の痛みが軽くなることはありませんでした。
②伸ばすポイントを膝の後に限定し、さらに出来るだけ楽な姿勢にアレンジしてみました。患者さん自身も心地よいと感じていただいたようで、不自然な力が抜けてきました。
③もう一度最初の一般的な長座での前屈を行っていただきました。ここで膝の裏の痛みが和らいだことを実感してもらうことができました。
同じような姿勢でストレッチを行っても、ちょっとした関節の角度の違いで、ツッパリを痛いと感じたり、心地よいと感じるようになったりします。
更に、痛いと思いながら無理をして頑張るよりも、心地よいと感じる姿勢で行ったストレッチの方が効果も表れやすいのです。
ストレッチの効果が実感できないというお悩みの方は一度ご相談ください。
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