投稿日:2013.04.18
もうすぐG.Wですね。
ここ長岡京市でも「にそと」が開通し遠出を擦る方には便利になりそうですね。
年度末から新年度にかけて忙しかった方々には待ち遠しいお休みですね…。当院ではG.Wも休まず診療いたしますので、疲れのたまっている方は是非この機会に…。
さて、特に運動もしていない…。打った覚えもない…。でも、背中が痛い…。先日、患者さんとお話をしていると、そういう方が多いと聞きまし た。デスクワーク等による不良姿勢や、PC作業での肩こりなどから背中への負担がかかり痛みを出している場合も多いようです。
背中が丸くなると頭の重みは前へ前へと掛ります。その結果、背中の筋肉は後ろから頭を引き上げるために常に重労働を課せられて疲労を 起し痛みが出現します。
姿勢の改善や日頃からのストレッチなどで疲労を和らげてあげるのが効果的です。
しかし、背中の痛みには、内臓の病気が隠されていることも多くあります。一部ご紹介します。
◆胆石や急性膵炎…右側の背中の痛みに加えみぞおちの右側あたりにも痛みが出現
◆心臓の疾患…左肩から腕、背中の痛みに加え前胸部の痛みが出現
◆帯状庖疹…痛みに遅れて発疹が出現し激痛を伴う
他にも内臓機能の低下などでも背中の痛みを伴うこともあります。
以前、病院勤務をしていた時、看護師さんに背中の痛みについてお話をしていただいたことがあります。
正直なところ、背中の痛みだけでは隠れた内臓の病気を見つけるのは難しいのだそうです。普段からの健康診断の結果や、既往歴、家族歴、当人の性別や年齢などから判断し疑い内臓の検査を行うのだそうです。
先に述べたように、事務作業などで背中の筋肉への負担が大きく筋肉痛になりやすいような方も多い現代、定期的な健康診断などで、内臓疾患のリスクをあらかじめ把握しておく事も大変重要だと思います。