投稿日:2018.09.19
普段から、よく使う手首、手首を動かすという認識はなくても、物を握ったり、押したり…意外なところで手首には負担がかかっています。その為、一度手首を傷めると、なかなか痛みが治まらなかったり、痛みが酷くなったりすることが多くあります。
手首の小指側の靭帯の損傷によるもの…TFCC(三角線維軟骨複合体)の損傷
①テニスやバドミントンなどのラケット競技をしている方
②よく手首を小指側に曲げるような動作を繰り返す方
③転倒等で手を突き手首を傷めてしまった方
などに多く見られます。
このTFCCとは手首の小指側にある隙間~手根骨(手首の骨)と前腕骨(腕の骨)の間※図②参照~で、靭帯や腱、軟骨で構成されクッションの役目を果たしています。その為、TFCCには手首を動かす度に圧力がかかります。そして常に負担や圧力がかかっている為、一度損傷をするとなかなか治らず長引く結果となりやすいのです。
手首の親指側の腱鞘炎によるもの…ド・ケルバン病
①手の使い過ぎやスポーツ等で指をよくつかう方
②さらには出産後の女性や更年期の女性
これらは、レントゲン撮影だけでは診断しにくいことや、初期の痛みが比較的強くなかったりすることも長引く原因となったりします。
炎症が長引けば手首の小指側の骨が変形し手首を突き上げるような状態(尺骨突き上げ症候群)などに発展する場合もあり、初期の段階で治癒させてしまうことが望ましいと考えます。
治療法としては…
①患部を固定し安静にして炎症を鎮める
②手首を守る筋肉を鍛える。
③負担のかかっている筋肉などはマッサージなどでリラクゼーションを試みる
などがあります。
長引き、症状がひどくなれば、手術などの適応となる場合もあります。
すぐに治るだろう…。などと自己判断せず、一度ご相談下さい。
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やすらぎ整骨院