投稿日:2018.08.02
前回、疲労骨折についての説明をいたしましたが、実際にスポーツで起こりやすい疲労骨折を紹介します。
①第7頚椎・第1胸椎棘突起疲労骨折
第7頚椎は頭を前に倒した時に首の後ろで一番飛び出している骨で、第1胸椎はそのすぐ下の骨になります。
棘突起は背骨の一部分のことで、背骨の後ろ側…背中から背骨をなぞったりするときに触れる事の出来る部分になります。
棘突起には沢山の筋肉が集まっていて、身体を捻ったりするとこの棘突起が引っ張られてしまいます。1度や2度では骨折を起こすことはありませんが、ゴルフなどで繰り返して棘突起が引っ張られると疲労骨折を起こすこともあります。
②第1肋骨疲労骨折
第1肋骨は鎖骨の内側に隠れていてなかなか触れない骨ですが、ウエイトトレーニングや剣道の素振りなどでストレスがかかり疲労骨折を起すことがあります。
第1肋骨の疲労骨折の症状は、人によって、胸に痛みを感じたり、背中に痛みを感じたり、肩に痛みを感じたりすることがあるります。ウエイトトレーニングを集中的に行った時や、素振りをいつも以上に繰り返したりした場合は注意しましょう。
③肋骨疲労骨折
第3~4肋骨より下の、いわゆる【あばら骨】です。身体を強く捻るゴルフや野球のスイングで起こりやすい疲労骨折です。スポーツ以外では、長期間続く咳などでも疲労骨折を起こすことがあります。
④尺骨疲労骨折
肘から手首まで(小指側)の骨で、バレーボールやソフトボールなどで何度もボールを打った際の衝撃が加わることによって疲労骨折を起こすことがあります。
疲労骨折は、未然に防ぐことが難しい怪我のひとつでもあります。予防法の一つとして、皆様がプレーしているスポーツではどの部分で疲労骨折が起こりやすいのかを認識し、疲労骨折の起こりやすい部分で痛みが続くようなら疲労骨折を疑う…っといったことも予防・重症化の防止に繋がります。
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やすらぎ整骨院