投稿日:2023.12.14
寒くなると 腰や肩、膝などの関節が痛みやすくなるという人が多くいます。
冷えると痛くなる なんとなく当たり前のように思われると思いますが、患者様より次のような質問を受けました。
怪我をしたりして痛みが強い時には冷やして痛みを和らげるのに なぜ寒くなると痛みが強くなるのか?
急性の症状なのか慢性的な症状なのかと割り切ってしまえば分かりやすいのかもしれませんが、冷えによる痛みについても 急に痛みが出たり強くなったりするので意外と急性なのか慢性なのかという点は判断が難しいと感じる日とも多いようです。
急性の症状の場合、痛みの場所にはなんらかの損傷があり、そこでは損傷を回復させるための反応、炎症反応が起こっています。この場合、患部には熱が発生したり赤くなっていたり、腫れあがったりしています。この炎症反応を抑えるために冷やすことが大切です。
慢性的な症状の場合、痛みの場所には ハッキリとした損傷があるわけではなく、急性の症状のような炎症反応は強く出ていません。多くの場合 阻血状態(血行が悪い状態)となっています。この阻血状態が関節や周囲の筋肉の代謝を妨げて痛みを発します。
冷えによる関節や筋肉の痛みについては この阻血状態を和らげ、動きをスムーズにしてあげることが痛みの緩和に繋がります。
お風呂でしっかりと温まったり 適度な運動で関節や筋肉を動かしてみましょう。
また、今年の様に気温の変化が激しい場合、自律神経も乱れやすく さらに血行が悪くなりがちです。マッサージや運動で自律神経も整えましょう。
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