投稿日:2023.11.17
筋肉や骨の怪我から血行障害を起こし ひどい場合には組織の壊死を引き起こしてしまうこともあります。
コンパートメント症候群
あまり聞きなれない言葉かもしれませんが 知らずに放置しておくと重大な症状を引き起こしますので紹介しておきます。
筋肉や骨の損傷を起こすと損傷部から出血が起こります。この出血が広がってくれるのならば、大きな問題にはならないのですが、ふくらはぎなどは 筋膜によって4つの部屋に区切られています。
その為 出血がひどい場合 この区切りの中で内圧が上昇し 血管や神経を圧迫してしまいます。
血行が悪く成れば細胞には栄養が回らず 組織が死滅してしまいます。
怪我の後には 足先などの血行の状態をしっかりと観察することが重要です。
このコンパートメント症候群を防ぐためには 経過の観察も大切ですが、応急処置などによる損傷部からの出血を最小限に止める処置も重要です。
RICE処置(安静・アイシング・圧迫・挙上)により出血は最小限に止めましょう。
無理してスポーツなどを続けることはリスクを伴います。気をつけましょう。
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