投稿日:2023.10.05
気温が下がると『肉離れ』が起こりやすくなります。
この『肉離れ』という言葉だけで推測すると 筋肉が剥がれてしまうようなイメージを持つ方もいるかもしれませんが、『肉離れ』とは筋肉の損傷の1つです。
傷病名では『筋挫傷』と表現されます。…が、この傷病名ですら分かりにくいかもしれませんね。
『肉離れ』を定義するとすれば
急激な筋肉の収縮に耐え切れずに筋肉が損傷を起こした状態
となります。
筋肉の損傷と一言で言っても程度は様々なのですが、肉離れの場合では筋断裂のように筋肉の一部や全部が断裂しているような状態まではいかないような比較的、軽症のものを指します。
筋肉を拡大して見ていくと 上の図のように筋肉>筋線維束>筋線維>筋原線維束>筋原線維といった順で細く細かくなっています。
一般的に『肉離れ』では筋線維束での損傷が見られます。
ちなみに筋肉の細胞の単位は『筋原線維』で 運動後などにみられる筋肉痛では この筋原線維の損傷と修復の過程での炎症が起こります。
※拡大なしの筋肉(一番上の図)を見た状態で断裂や損傷がハッキリと分かる状態を筋断裂と表現する場合がほとんどです
肉離れは気温が低くなり筋肉の柔軟性が下がっている時に 急激に筋肉を酷使すると起こりやすくなります。運動会などで 全力疾走を行う際には十分に気をつけましょう
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