投稿日:2013.11.03
立ち仕事をされている方、毎日よく歩く方、さらにはスポーツを日課にされている方で足の裏の痛みにお悩みの方はいませんか?内側から足の裏へ広がるような激しい痛みや、痺れが伴う場合、足根管症候群の疑いもあります。足根管症候群は立ち姿勢や筋肉の疲労によって引き起こされることもあります。足の裏の痛みにお悩みの方は意外に多くおられます。足裏の痛みは体を動かす気力を奪い、日常生活にも影響する場合が多くあります。痛みは我慢せず、早めに対処しましょう!
足根管症候群とは
足関節を底屈(足底方向へ動かす)させる筋肉は足首の後ろで親指側と小指側に分かれて走行し足底に付着します。そのうち、後脛骨筋・長趾屈筋・長母趾屈筋の三つは親指側を通り屈筋支帯(図の水色の部分)という靭帯の下を通ります。
また、筋肉以外にも脛骨神経や後脛骨動脈・静脈もこの屈筋支帯の下を通ります。
この屈筋支帯によって作られたトンネルを足根管と呼びます。足根管症候群では、なんらかの原因でこのトンネルが狭くなり、神経が圧迫されたりして足首の内側から足裏にかけて痛みが出たり、知覚異常が出現します。
足根管症候群の原因
①足関節の外傷
捻挫や筋肉のケガによる出血が足根管内に広がった場合に、その出血がトンネルを狭くしてしまい症状を引き起こします。
②ふくらはぎの筋肉の緊張
ふくらはぎの筋肉が緊張すると、屈筋支帯の柔軟性も低下する為、トンネル内の圧力が上がりやすくなり神経の圧迫も起こりやすくなります。
③関節リウマチや関節の変形・腱鞘炎
予防法
①下腿筋(ふくらはぎ)のストレッチによる筋肉の柔軟性向上
②下腿筋の筋力アップによる足底アーチ(土踏まず)の保持
下腿筋の筋力アップには踵上げ運動が有効ですが、体重が親指側にかかり過ぎても、小指側にかかり過ぎても足底アーチを保持するために必要な後脛骨筋が上手く鍛えられない為、足の内側と外側でバランスよく体重を受けるように意識しましょう。
参考)
ジョガーズ・フット
ジョギングを日課にしている人は母趾外転筋という足の親指を広げる筋肉が発達し、足底腱膜との間で神経を圧迫し足裏の痛みを誘発することもあります。
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