投稿日:2016.10.18
朝起きて立ち上がろうと床に足を着くと足の裏や踵の裏に強い痛みが走る…また、底の薄い靴や裸足で硬い床の上を歩く時、長時間立ったり座り続けている時にも同様に足の裏や踵の裏に痛みが走る。このような症状が出ている場合、踵骨棘や足底筋膜炎の可能性があります。
◆足底筋(建)膜炎・踵骨棘とは
足裏のアーチ(土踏まず)を支えている足底筋膜に負荷がかかり過ぎ炎症が起こり痛みを発します。また、足底筋膜炎を繰り返すと足底筋の付け根に棘のようなでっばりが見られることがあります。これが踵骨棘とよばれます。踵骨棘自体は存在してもそれほど痛みを発することは無いのですが、足底筋膜の炎症を起こした時には痛みの増悪の原因となる場合もあるようです。
◆足底筋(建)膜炎・踵骨棘の原因
歩行やランニング・ジャンプ等の運動やスポーツで使い過ぎたり過体重などにより負担が増えている場合に起こりやすく、一般的には40代以降で筋肉の柔軟性が低下してくると起こりやすくなります。
◆予後
一般的には良好で1カ月~数年で自然にも回復します。ただし、スポーツ等の原因が強く負荷が減らない場合には炎症が持続し治癒に時間がかかることもあります。
◆補足
本来、踵の下には脂肪の塊で出来たクッションが身体にはあります。これが十分に機能していれば足底筋膜への物理的なストレスも軽減され、症状の発生を防いだり、回復を助けたりしてくれますが、スポーツや歩行、更にはスパイクシューズ等で足裏へのストレスが多い人は、クッション機能が低下していて足底筋膜炎になりやすいことがあります。
このクッションの機能が低下している場合、インソール等で靴底のクッション性を高めるほうが回復も早くなり、痛みの軽減も出来ます。
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やすらぎ整骨院