投稿日:2015.10.06
◆ヘバーデン結節とは◆
1802年イギリスのHeberden医師が指の第一関節に多発する結節様の腫れと変形をきたす疾患を報告し、その医師の名前からヘバーデン結節という病名で呼ばれるようになりました。
症状は、指の第一関節の腫れ、痛み、運動障害(痛みによる)が主症状となります。また、レントゲン像では骨棘の形成も見られます。
関節の外観が大きく変化することから、関節リウマチを心配して医療機関を受診される方も多いのですが、関節リウマチのような関節破壊はみられないことや、関節リウマチの場合、指の第一関節は侵されにくい為、関節リウマチの初期症状として第一関節が変形することはあまりありません。
◆ヘバーデン結節の原因◆
明らかな原因は分かっていません。ただ、40歳以降の方に多く発生しています。性別による差は特にないともされていますが、男性は痛みが無い場合が多く、医療機関を受診するのは女性がほとんどのようです。
最近では、使い過ぎよりもホルモンバランスの乱れが原因ではないかとの報告もされています。
◆ヘバーデン結節の治療法◆
基本的には、痛みに対する対処療法となります。テーピングや関節内ステロイド注射…。重症例では関節の固定や人工関節への置換手術などの例もあります。
急性期(炎症が強く痛みの出ている期間)では、あまり使わない方がいいようです。
『使い過ぎ』は直接的な原因ではないようですが、痛みのある急性期に無理をすれば、重症化や治療の長期化を起こす恐れがあります。
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やすらぎ整骨院